シネマの流星

映画とは魔法。どこでもドアであり、タイムマシン。映画館の暗闇はブラックホール。スクリーンの光は無数の星たち。映画より映画館のファン

ファイト・クラブ

ファイト・クラブ : 作品情報 - 映画.com

あらすじ

ガチンコ・ファイトクラブよりガチンコなファイトクラブ。オレンジのジャケットを着たブラピがカッコ良すぎて、木村拓哉Instagramで紹介したファイトクラブのTシャツがカッコ良すぎて、半袖のTシャツと冬用のロングパーカーの2つを愛着している。

大手自動車会社に勤務する男(エドワード・ノートン)は不眠症に悩んでいた。精神科の医者に苦しみを訴えると、癌セラピーの参加を勧められる。出張続きの日々を送るなか、飛行機の機内で石鹸の行商人タイラー・ダーデンブラッド・ピット)と出会う。自分と同じアタッシュケースを持ち、「本気になれば家にある物でどんな爆弾も作れる」と語るタイラーに好感を抱くようになる。

映画レビュー

映画がなぜこの世に存在するのか?その答えが『ファイト・クラブ』にある。

タイラーの赤いサングラスは赤ん坊の色。本能というフィルターで世の中を見ている。本能で生きる者には、お金もブランド品も必要ない。

映画の調味料である妄想は”解放”であり、恐怖や暴力(破壊)は”快感”と”新生”への浄化。すべては自分次第。タイラーが「ヘミングウェイと戦いたい」と言うのは、戦いがあるからこそ世界は素晴らしいことを知っているから。獣医を諦めたコンビニ定員を煽るのも、結果ではなく戦うことに意味があるからだ。

そんな自由を奏でるファイト・クラブにも1つ抑圧がある。ファイト・クラブの存在を口外してはならないこと。現代は情報に溢れ、秘すれば花が失われている。情報(他人)によって動くのではなく、グッと握り拳をつくってファイティングポーズをとること。口内に銃を突っ込まれても「これは清潔なのか?」と言える男になりたい。

俺たちは大いにファイト・クラブを語れる。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ファイト・クラブ【Blu-ray】 [ ブラッド・ピット ]
価格:1,650円(税込、送料無料) (2025/1/4時点)