シネマの流星

映画とは魔法。どこでもドアであり、タイムマシン。映画館の暗闇はブラックホール。スクリーンの光は無数の星たち。映画より映画館のファン

まむしの兄弟

『まむしの兄弟 懲役十三回』〜サイドカーに刻む友情の証文、笑いと血の浅草レビュー

『まむしの兄弟 懲役十三回』は、1972年公開の日本映画。監督は中島貞夫、脚本は高田宏治と中島貞夫。シリーズ第3作にして、時代設定を現代から昭和10年に移した異色作である。ゴロ政(菅原文太)と勝(川地民夫)が、吉原を舞台に、遊郭、浪曲、カフェー、…

『まむしの兄弟 お礼参り』〜借りと返しの形而上学

『まむしの兄弟 お礼参り』は、1971年公開の日本映画。監督は本田達男、脚本は高田宏治・鳥居元宏。前作の“はぐれ者”義兄弟が再びスクリーンに帰還し、依頼でも義理でもなく、〈受け取った借りを返す〉という原初の動因=“お礼参り”を掲げて突き進むシリーズ…

『懲役太郎 まむしの兄弟』〜背中の色が流れるとき、男は何に残るか

『懲役太郎 まむしの兄弟』は、1971年公開の日本映画。監督は中島貞夫、脚本は高田宏治。神戸の港町を舞台に、組織にも倫理にも属さない“はぐれ者”の義兄弟が、ゆすり・たかり・スケこましを織り交ぜながら暴れ抜く東映任侠アクションの異種交配作。菅原文太…